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バスビューティ倶楽部にご興味を持って頂き、ありがとうございます。 バスビューティ倶楽部設立までの経緯とこれからの考え方についてお話ししたいと思いますので、お付き合い下さい。 平成3年に、賃貸住宅の原状回復リフォームを目的にグリーンキャピタルを設立しました。主に内装工事と住宅クリーニングを行っていました (今もやっていますけど) 浴室のフィルム貼り工事も、たまに依頼されて施工していました。 しかし、浴室の壁がきれいになると、どうしても浴槽の汚れが目立ってしまい、浴槽もフィルムを貼ってくれと言う話がよくありましたが、さすがに浴槽の中にはフィルムを貼れないため、何とか方法はないものかと考えていました。 (当時はネットの検索などはほとんど普及していませんでした。) あるとき、浴槽や洗面ボウル、キッチンカウンター等を塗装で再生する工法があると聞きまして早速話しを聞きに行きました。 フランチャイズの展開をしているとの事で、加盟金は800万円、毎月のロイヤリティは15万円でした。 当時お風呂のフィルム工事は月に1回あるかないか程度でしたので、加盟しても採算はとれないと思い、施工だけを請けてもらえないかと交渉しましたが、あくまでもフランチャイズ加盟との事でしたので、このときはあきらまました。 (実は、ここが日本でのフランチャイズの初めでした) もともとこの工法はアメリカ等では一般的に認知されている工法でして、平成8年頃になりますと、別のフランチャイズ組織が続々と誕生してきました。 それに伴って、日本の塗料メーカーも浴槽専用の塗料を開発し、更にフランチャイズグループも増えて行きました。 この当時、おそらく50グループ以上のフランチャイズ組織、2000社以上の施工会社が主にホテル業界を中心に活躍?していたと思います。 当然のことながら、加盟金等もかなり下がってきましたが、この工法を採用しフランチャイズに加盟するのに、実は躊躇していました。 ●剥がれやクレームの問題 躊躇していた理由は、クレームの多発です。 塗装後、半年くらいでボロボロと剥がれると言う話をあちこちで聞くようになりました。 これが原因で、加盟した業者も1年以内で廃業したと言う話を数多く聞きました。 これは、塗料材料の耐久性に問題があると考え、正式ルートではありませんが、いくつかの材料を手に入れて、自社で耐久試験を行いました。 ほとんどの材料が100℃の熱湯試験24時間に耐えられませんでした。 もちろんお風呂で100℃のお湯に入ることはありませんが、追い炊き口のすぐ近くでは80℃程度になることがありますので、これは必須条件だと思います。 *欧米では、お風呂は体を洗うことが目的でシャワーが主体ですし、家族全員が同じお湯につかり、追い炊きすることはありません。 耐久試験をクリアした材料の中で、オーストラリア製の材料を使ったグループに片足だけ加盟し、そこの加盟業者に施工を依頼するようにしました。 しかし、ここの加盟業者も長く続く業者が少なく、剥がれのクレーム等によって自信を失い、廃業する例を数多く見ました。 (その後、本部も自己破産してしまいましたが) 材料は十分な耐久性を持っていながら剥がれのクレームがあると言うことは、施工に問題があると思いました。 実際、施工をお願いした業者の多くは塗装に関する基礎知識はほとんどありませんでした。脱サラで参入した人も多く、本部自体も施工経験はそれほど多くなかったと思います。 施工マニュアルにしたがって施工するわけですが、その施工マニュアルは、材料の種類と調合割合、施工要領書程度のもので、現場の細かな質問には的確な回答を得られませんでした。 その後、あるアメリカ製の材料の日本総代理店となった会社の代表と知り合いました。この方も実は、先ほどのオーストラリア製の材料を使ったグループに以前加盟しておられ、技術的にも研究熱心な方でしたので、この材料を使って、埼玉地区代理店として自社で施工するようになりました。 2日間の簡単な研修で、材料の特性や調合方法と基本的な吹き付け施工の方法を学び、自社での施工を開始しました。 ●試行錯誤と苦難の施工 実はここからが試行錯誤と苦難の施工の始まりでした。 施工件数が少ないうちは、基本的な施工方法で問題ありませんでしたが、施工件数が増えるとともに、下地の状況によってトラブルが多くなってきました。 補修に使うポリパテもあらゆる種類があり、状況によって使い方を間違えると割れてしまうこともありました。FRPライニング補修に使うポリエステル樹脂も広い面積に使うと熱伸縮を起こし割れてしまうこともありました。ポリエステル樹脂のメーカーに尋ねたところ、300種類以上のポリエステル樹脂があるとのことで、お風呂の補修用に製造しているものはないとの事でした。 たしかに、お風呂の塗装自体が非常にレアな業種ですので、このための専用補修剤、用具などはありません。ですから主に自動車の板金用の補修剤や器具のなかで使えるものはないか、いろいろと試しては失敗を繰り返しながら改善して行きました。 ●気泡、フクレのトラブル例 初期のころのトラブルとして、例えば気泡のトラブルとして以下のようなものがあります。 ○梅雨時に湿度が非常に高いときに短時間で吹き付けたために、塗膜に水分が含み、後で気泡が出てきた。 ○ホーロー浴槽の素穴、ピンホールを見落として気泡が出てきた。 ○厚く吹きすぎたために、シンナーが飛びきれず、後で気泡が出てきた。 ○冬場の寒いときに、シンナーの種類と量が気温に合わず、同様にシンナーが飛びきれず、後で気泡が出てきた。 ○FRP浴槽のひび割れを修理した際、裏側の断熱材の水分を抜かなかったため、フクレと剥がれが生じた。 ○吹き付け後に強制乾燥させた際、適切なオープンタイムをとらなかったために塗膜の表面だけが急速に硬化し、後で気泡が出てきた。 等々 これ以外にも、初期の頃のトラブルは数え切れない程ありますが、このような事は施工マニュアルにはひとつも書いてありません。 トラブルが起こる度に、その原因を追究して、試行錯誤しながら改善して行く日々が続きました。 5〜6年程たって、ある程度トラブルも出尽くしまして、原因と対策も確立してきましたので、5年間の保証を付ける様にしました。 ●更なる問題 受注も順調に伸びてきまして順風満帆と言うところですが、この辺でまた大きな壁がいくつか出てきました。 ◆問題その@ そのひとつは仕上がりの問題です。 これまでの仕上がりは悪い訳ではありませんでしたが、それよりも塗膜の剥がれやフクレ、いわゆる耐久性に気持ちの重点を置いてきましたので、他で見られるようなボロボロと塗膜が剥がれてきたと言う例は少なかったように思います。 しかしながら、受注実績が増えてきますと、新品と同じ仕上がりを要求される。いわゆる ”うるさい”お客様に出会うことが増えてきました。 もちろん、新品同様と謳ってはいましたが、こちらの意向は新品に近いけれど新品ではないと言う気持ちでした。 もともと、新品の様なきれいなお風呂でしたら、塗装する必要はなく、ボロボロに汚くなったから塗装する訳ですので、ほとんどのお客様には満足して頂いていた訳です。 しかし、塗装肌を良く見ると、確かに光沢はありますが、ユズ肌に仕上がっていました。新品と全く同じ平滑な肌に仕上げる方法も実はわかっていました。 自動車の板金塗装のやり方で施工すればきれいに仕上がります。 つまり 吹き付け、硬化、ペーパー又はコンパウンドで表面を平滑に削る 吹き付け、硬化、ペーパー又はコンパウンドで表面を平滑に削る これを繰り返し、最後に粗目コンパウンド、中目コンパウンド、仕上げコンパウンドで順次ポリッシングで光沢を戻していく。 しかしながら、これを行うと施工日数がかかり、手間が掛かるためコストが大幅にアップしてしまします。 もともとローコストが売りの工法ですので、価格がアップしてしまうと、お風呂を入れ替えずにリフォームするメリットが薄くなってきます。 少数の”うるさい”お客様のために全体の施工コストを上げる訳にはいかず、気になる仕上がりはあきらめていました。(このへん、当社の営業担当といつも意見がぶつかっておりました。) あるとき、新品、または新品に限りなく限りなく近いお風呂を塗装してほしいと言う引き合いが立て続けに4件ほどありました。 浴槽の色が気に入らないので塗り替えてほしいと言うのが3件、よく近づいて見なければ分からない小さなクスミのために全体を塗り替えてほしいとの引き合いが1件でした。 さすがに自信がなく、お断りしましたが、残念そうなお客様の姿が心に残りました。 当時、ホテル等の大型物件の受注に力を入れ始めていましたが、当社はホテル業界への参入は後発であったため、他社との差別化のためにも塗装肌の仕上がりレベルの向上の必要性にもせまられていました。 そこで、仕上げにかかる施工時間を短縮するための研究を本格的にはじめましたが、その中で、今まで使ってきた塗装機を替えなければならないことが分かってきました。 他の業者の多くもそうですが、低圧温風機(HVLP機)を使っていました。 これはミストが少なく塗料の定着効率がよいため施工が容易ですが、ミストの粒子が大きいためどうしてもユズ肌になります。おおきなユズ肌を削って平滑にするには非常に手間がかかるわけです。 そこで塗装機を全て高圧タイプに替えました。 そのため、職人からはかなりのブーイングが起こりました。 ミストの粒子が細かくなるのですが、ミストの飛散量はかなり多くなります。養生の範囲も広くなり、完全養生が必要になります。排風機も大型のものが必要ですし、マスクも場合によってはフルフェイスタイプのものが必要になります。 また、ミストの飛散量が多いため、うまく施工しないとミストの影響で表面がザラザラになることがあります。 つまりきれいに仕上がるか、ぼろぼろになるかで、その中間の程々の仕上がりにはなりません。 つまり施工の技術がさらに要求されるようになりました。 もうひとつ、買って1年以内の機械を含め、7台のHVLP機を処分して高圧タイプのコンプレッサーを買い揃えなければならなかったことはかなりの痛手ではありました。 仕上がり肌を変えてから、取引先のお客様から、以前よりずいぶんきれいになったとの声を聞くようになりました。 考えてみたら、今まで少数のお客様以外は満足して頂いたと思っていましたが、所詮、塗装だからしょうがないと妥協して頂いていたのではないかと思います。 |
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| バスビューティ施工 照明が天井にカガミのように写っています。 |
他社施工 照明が天井に歪んで写っています。 |
◆問題そのA 施工体制と仕上がりの平準化 話はすこし前に戻りますが、当社は内装リフォームからこの業界へ参入しましたので、ホテル業界からの受注は少なく、あっても1件あたり1〜8部屋程度でした。 その後、施工実績が上がるにつれてホテル全体、80室とか120室とかの案件が出てくるようになりました。 ところがその施工体制がありませんでした。 何ヶ月もかけて工事するわけにもいかず、お断りするケースが何件かありました。 当時加盟していたグループには、関東地方での加盟店はありませんでしたので応援体制も十分ではありませんでした。 そこで、ホテル等の大型案件を受注するための応援体制をつくるために、本部の了解を得て、関東地域で施工研修を行い、施工店をつくることとにしました。 そのとき本部からひとつ注文がありまして、研修内容と研修費を本部と同じにすること。つまり2日間の研修と研修費を20万円とすることでした。 もちろん、2日間の研修では基本の基本を教えることしか出来ないことはわかっていましたが、その後電話等でのフォローでなんとかなると思い、研修と施工店募集をはじめました。 当時は、塗装業者が研修を受けるケースが多かったように思います。 吹付塗装の経験者は、塗装の用語も理解できますし、材料の調合や塗装機の調整方法も理解できますし、2日間である程度の基礎は理解して頂けたと思っていました。(その時は) |
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バスビューティ倶楽部
(株)グリーンキャピタル
代表取締役 吉木 実千雄 です。